NEWSニュース
円谷プロ最新作品・プロジェクト発表!『ツブコン2023』オープニングセレモニーに豪華ゲストが登壇!
円谷プロ作品すべてのファンに贈る最大の祭典『TSUBURAYA CONVENTION 2023』(ツブコン)のオープニングセレモニーにて、今後展開する新作品やプロジェクトの最新情報を豪華ゲストと共に発表しました。
以下では、オープニングセレモニー発表内容・各パートの内容を紹介します。
空想の力
登壇者:塚越隆行(円谷プロダクション 代表取締役会長 兼 CEO)
オープニングセレモニーは、ウルトラマン、ゾフィー、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンA、ウルトラマンタロウたちウルトラ6兄弟の登場で華々しく幕を開けました。
円谷プロ塚越隆行が登壇し、「『ウルトラQ』から始まる円谷プロの作品群は、特撮という映像技術もストーリーも、キャラクターデザインや美術も、演出も演技も、全てが作品に関わった人々の空想の力から生まれたものです。人類が空想を楽しむ限り、私たちは空想の力を信じて、作品をつくり続けたいと思います」と、「TSUBURAYA CONVENTION 2023」のメインテーマとなる「空想の力」について、改めて熱い想いを語りました。
円谷プロダクションの創設者、円谷英二の故郷である福島県・須賀川市とM78星雲「光の国」は姉妹都市となっています。円谷プロと須賀川市は「空想の力」を育むまちづくりの協定を締結し、日本全国、そして世界に発信していきます。
『ウルトラセブン』55周年プロジェクト
登壇ゲスト:森次晃嗣(モロボシ・ダン役/薩摩次郎役)
本年5月にその一部を公開していた『ウルトラセブン』55周年 コンセプトムービーの完成版を、オープニングセレモニーにて遂に初お披露目しました。会場から拍手が沸き起こる中、『ウルトラセブン』で主人公のモロボシ・ダンを演じた森次晃嗣さんが登壇しました。
「デュワッ!!」、ウルトラセブン変身時のお馴染みの掛け声を披露すると共に、「(会場の東京ドームシティホールがある)後楽園が当時の円谷プロを思い出させるような盛り上がりです」と、ウルトラセブン撮影当時を思い返してのコメントをいただきました。
今回のコンセプトムービーの撮影を振り返り、「とても寒かった。セブンは“零下140度”まで大丈夫だったけれど、僕はダメでしたね」と、ウルトラセブン第25話「零下140度の対決」のタイトルにかけて会場を笑わせつつ、「映像も素晴らしいし、登場するモロボシ・ダンを見てみると、本当に若いころの自分を見ているような感覚でした」と、完成したコンセプトムービーに太鼓判を押しました。
『ウルトラセブン』55周年の集大成として登壇した今回、長く作品が愛され続けている理由を聞かれ、「やっぱりモロボシ・ダンを演じた森次晃嗣がよかったのかな?」とおどけてみせると、会場のファンからは「その通り!」といわんばかりに大きな拍手が沸き起こり、続けて「青春を燃やして作ったスタッフの皆さんが脳裏に浮かんで、円谷英二さんをはじめ携わったすべての方が、これだけ愛されているということを喜んでいると思います。55周年で終わりではなく、これからもセブンは永遠のヒーローになっていくと思います」と、長年愛され続ける作品への熱い思いを語りました。
ウルトラセブン』55thプロジェクト展開中
ビジュアルボイスドラマ
『ウルトラセブン』コンセプトムービーの世界観を深める全3話のビジュアルボイスドラマ(コンセプトムービー連動企画)を「TSUBURAYA IMAGINATION」(無料/スタンダード/プレミアム)順次公開中です。
・第1話:https://imagination.m-78.jp/video/dm9kL2FlMTJiYTVfbTAwMDAwMDJmaA
・第2話:https://imagination.m-78.jp/video/dm9kL2FlMTJiYWFfbTAwMDAwMDJmbQ
・第3話 ※12/2(土)18:00~公開予定
体験型VRアトラクション『ウルトラセブンTHE ATTRACTION 史上最速の作戦』
12/1(金)より東京ドームシティにて開催になります。
関連記事 https://m-78.jp/news/post-6881
「円谷映画祭2023」Part1 TOHOシネマズ日比谷ほか全国15館で上映中
・庵野秀明セレクション 4K『ウルトラセブン』
・劇場版ドキュメンタリー作品『ウルトラセブン Legend』
関連記事 https://m-78.jp/news/post-6897
空想特撮シリーズ『THE ORIGIN OF ULTRAMAN』(仮題)
円谷プロ創立60周年を経て2024年に新たな一歩を踏み出す新たな企画として、ウルトラマンシリーズの原点である『ウルトラマン』をフィーチャーし「空想の力」を切り口とするドキュメンタリー映画を製作します。
オープニングセレモニー内にて、製作中のインタビュー映像から、『パシフィック・リム』『シェイプ・オブ・ウォーター』で知られるギレルモ・デル・トロ監督のメッセージを紹介しました。
空想特撮シリーズ ウルトラマン 4Kディスカバリー
登壇ゲスト:石坂浩二
『ウルトラマン 4Kディスカバリー』は、半世紀を経た今も多くの方々に愛され親しまれている『ウルトラマン』を美麗な4K映像でリマスターし、【生命】【浪漫】【仲間】【正義】という4つのテーマで再発見するという作品です。
『ウルトラマン』でナレーションを担当した石坂浩二さんが、世界のあらゆる物語を鑑賞できる《不思議な映画館》の劇場支配人役として出演し、観客となる「謎の少女」ともにその魅力を探っていく作品となっています。
セレモニーに登壇した石坂浩二さんは「なかなか大変な撮影でしたが、ようやく完成できました。4Kと聞くと、ただ映像が細かく綺麗になっていると思われるかもしれませんが、当時作られた方々の熱気もまさに4K。鮮明になるんです」と、支配人という役を通じて感じた思いを表現しました。
続いて、ウルトラマンの魅力を聞かれると「『ウルトラQ』『ウルトラマン』のナレーションをやらせていただいたのですが、制作当時からの熱気が、現代まで脈々と受け継がれているのを感じます。塚越会長のお話を聞いても、本当にウルトラマンがお好きなんだなと伝わってくる。これから先もウルトラマンは大丈夫だな、と感じました」と、これからも続いていくウルトラマンシリーズへも想いを巡らせたコメントをいただきました。
出演:劇場支配人:石坂浩二 謎の少女:浅沼みう
12/1(金)より、全国15館で公開される「円谷映画祭」Part2で「生命(いのち)のものがたり」が先行公開されます。
ホリーホック
「女子高生vs.ウルトラマン」
ニュージェネレーション ウルトラマンの世界観をベースに、女性が主人公のまったく新しい人間ドラマを描く鋭意企画進行中の作品です。イベントでは、特報映像の上映を実施しました。
マーベル・コミック版『ウルトラマン』
マーベル・コミックとのコラボレーションにより、コミックで紡がれる新たなウルトラマンの物語を展開中です。
『ザ・ライズ・オブ・ウルトラマン』『ザ・トライアルズ・オブ・ウルトラマン』『ザ・ミステリー・オブ・ウルトラセブン』という3つのシリーズに続く、2024年以降の新たな展開をPV映像と共に発表しました。2024年の出版を予定しています。
ウルトラマン カードゲーム
「ウルトラマン カードゲーム」は、ウルトラマンシリーズの世界観に、子どもから大人まで楽しめるゲーム性とコレクション性を組み合わせたトレーディングカードゲームです。
ウルトラマンの登場シーン・パワーアップ・必殺技・TYP(タイプ)システムといったゲームの魅力的要素を、ハイクオリティな描き下ろしイラストと個性あふれるキャラクター写真を併用したカードデザインで表現しています。
シンガポール サンテックシティで開催中の「Anime Festival Asia」にて世界最速でのお披露目を実施中です。イベントでは、本カードゲームについて紹介すると共にPV映像を上映しました。
2024年夏、多言語版で全世界同時販売を予定しています。
公式サイト https://ultraman-cardgame.com/
劇場映画『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』
登壇ゲスト:蕨野友也(ヒルマ ゲント役)、田口清隆監督
遠い銀河のブレーザー、光の中からやって来たウルトラマン―。
好評放送中『ウルトラマンブレーザー』(テレビ東京系毎週土曜あさ9時)が、劇場映画になってド迫力バトルを繰り広げます。
オープニングセレモニーには蕨野友也さん、田口清隆監督、そしてウルトラマンブレーザーが登場し、劇場版の公開を発表すると大きな歓声が沸き上がりました。
蕨野友也さんは「テレビシリーズはまだ続いていますが、劇場版が公開されることで僕たちの作品に掛ける思いがどれだけ皆さんに届いているのかとても楽しみです。成長したSKaRD(スカード)の姿と、ゲント、(妻の)サトコ、(子供の)ジュンがどうなっていくのか、家族の絆も描かれています。4月の情報解禁、7月の放送開始から、今日(11月25日)放送されるのは第19話。正直すこし寂しい気持ちがあります。ただ、皆さんを感動させる、心の高ぶりのようなものを伝えられる最終回に必ずなっています。みんなで一生懸命作ってきたので、きょう発表された劇場版も含め、是非この先も楽しみにしていてください!」と、テレビシリーズの今後の展開や劇場版に向けての熱い想いを呼びかけました。
田口清隆監督は「テレビ放送の制作発表の時には既に撮影を終えていたので、やっと発表出来て嬉しいです。世の中、怪獣映画はたくさんありますが、『怪獣映画こんなのでもいいんじゃないか?』と思うものを作ってみました!楽しみにしていてください!」と自信を覗かせました。
『かいじゅうのすみか』プロジェクト
登壇ゲスト:小森陽一(作家)
未来の全人類に向けて、次の60年に『ウルトラマン』と並ぶ不朽の名作となるべくプロジェクトが、「かいじゅう」を主人公とする壮大なドラマ『かいじゅうのすみか』です。物語の共同開発を、作家の小森陽一さんが担当します。
登壇した小森陽一さんは、このプロジェクトについて「自分は怪獣の魅力にとらわれて、半世紀が過ぎました。この職業についたきっかけは、『ウルトラマン』の放送の音声をカセットテープに録音して、それをノートに書き留めていた子供時代がきっかけなので、受けるしかないという気持ちでした」と、幼少期を回顧しながらコメントしていただきました。
2024年に本作の小説化を予定し、「フェーズ1」と銘打ったプロジェクトについて、円谷プロ塚越は「エピソード9までありますからね」と付け加えました。
アニメーション企画『DARKNESS HEELS』始動
登壇ゲスト:世界(EXILE / FANTASTICS)
『DARKNESS HEELS』は、ウルトラマンシリーズに登場するダークヒーローたちを主役としたプロジェクトです。
LDH DIGITALが手掛ける新感覚ダンスアプリ「キャラだん」にダークヒーローたちが登場しており、EXILE / FANTASTICS 世界さんが、オリジナル楽曲およびダンスのプロデュースを手掛けています。
世界さんはポップでスタイリッシュな音楽に合わせてオープニングセレモニーの舞台に登場すると、スクリーンに映し出されたイーヴィルティガとシンクロしてダンスする圧巻のパフォーマンスを披露し会場を魅了しました。
ウルトラマンへの造詣も深いことで知られる世界さんは「子供の頃から大好きなウルトラマンに携わるということで、最初はめちゃくちゃプレッシャーがありました。特に今日ダンスを披露したイーヴィルティガはミステリアスな格好良さがあって、何かわからないけど格好いい、すごい、そういう表現の部分はダンスの表現に当てはめても、勉強させてもらうこともたくさんあります」と語りました。
『DARKNESS HEELS』のアニメ企画始動を発表すると会場からは「おー!!」と大きな歓声が沸き起こり、世界さんが「声優をやりたいです!」と志願すると、共に登壇した円谷プロ塚越は「もちろんです!やりましょう!」と世界さんの想いに応えました。
Netflix映画『ULTRAMAN: RISING』
登壇ゲスト:シャノン・ティンドル、ジョン・アオシマ、山田裕貴(サトウ・ケン役)
円谷プロとNetflix共同製作のCGアニメーション長編映画『ULTRAMAN: RISING』を2024年より全世界配信予定です。
シャノン・ティンドル監督、ジョン・アオシマ共同監督がツブコンのオープニングセレモニーに登壇するため来日し、本作について語りました。
シャノン・ティンドル監督は「非常にワクワクして、感情が高ぶっています。これだけ多くのウルトラマンファンと場を共有できることを嬉しく思います」と感慨深く挨拶し、ジョン・アオシマ共同監督は「4年前にもシャノンとツブコンに来たのですが、その時はお客さんとして客席から観ていたので、今日はこの場に登壇出来て本当にワクワクしています」と、感激した様子でした。
本作の企画を約20年前から構想していたというシャノン・ティンドル監督は「円谷プロの方々との長い繋がりの中で、家族の絆のような物語をウルトラマンのコンテンツの中で描きたいという想いが強くなり、そのアイデアを円谷プロさんに受け入れていただきプロジェクトが実現しました」と、企画の経緯を説明しました。
また、日本にバックボーンを持つジョン・アオシマ共同監督は「小さい頃は日本に住んでいて、当時見ていたウルトラマンに対する想いというものはずっと持っていました。一緒に制作に関わってみると、シャノンも他の制作クルーも、皆がウルトラマンに憧れるいちファンだということが分かり、それが原動力となって、今回の作品を作ることになりました」と、幼いころからのウルトラマンへの思いが実ったことを明かしました。
本作について、ギレルモ・デル・トロ監督から「人間と怪獣とウルトラマン、そして父と子が美しく描かれていて、とてもカラフルでエレガントな作品に仕上がっています」とメッセージが寄せられました。
ギレルモ・デル・トロ監督とも親交が深いというシャノン・ティンドル監督は「自分にとってアイドル的存在で、映画監督としても特にお気に入りの方です。彼はアーティストとしてだけではなく人間としても温かい方なので、そんな彼に素晴らしいメッセージをいただけて、とても感動的な想いです。」と、喜びの表情で語りました。
そして、本作の主人公であるサトウ・ケンの日本版声優を演じる山田裕貴さんが登壇し、本作について熱い想いを語りました。
「スーパーヒーローになること、プロ野球選手になることが自分の夢だったので、この作品で叶いました。僕が俳優としてデビューしたのはある“海賊のヒーロー”で、今現在はある“怪獣の映画”で戦っていて、そして今回、自分がウルトラマンになれるということがものすごく嬉しいです。自分の父はプロ野球選手です。この作品はウルトラマンと怪獣、父と子など、様々な絆が描かれているので、自分が父や家族からもらった愛を込めてサトウ・ケンを演じます。この作品、めっちゃ広めたいです!よろしくお願いいたします!」
シャノン・ティンドル監督は「サトウ・ケンはイケメンにしようと思いましたが、実際の山田さんはもっとイケメンで、隣になっていてドキドキしています」と、親しみをもって語り掛ける場面も。山田裕貴さんも「実際にお話ししていてもとても素敵な温かい方で、だからこそこんなに温かい作品が出来上がるんだなと思います」と応えました。
また、ジョン・アオシマ共同監督も「山田さんが出演していたドラマを見る機会があって、きめ細やかに、水面下にある感情を伝えるのがとても上手な俳優さんだと思っています。だからこそ、演じていただくのが楽しみです!」と、期待を寄せました。
作中に登場する怪獣・ジャイガントロンが登場し会場も沸く中、ティンドル監督のスマートフォンを使って登壇者全員でセルフィ―撮影をするなどし、3人でウルトラマンの光線ポーズを決めるなど、終始和やかな様子の登壇となりました。
最後に、山田裕貴さんは「世界に羽ばたいていくこの作品に関わる全ての人の気持ちを背負って、しっかりとこの愛と想いが届くように、マジで気持ち込めて声を吹き込みたいと思います!」と語り、ジョン・アオシマ共同監督は「愛の結晶が詰まっています。ここまで長い旅路でしたがようやく届けられること、そして、携わった皆さんがいたからこそ出来上がった作品ですので、感謝を伝えたいともいます」と感謝し、シャノン・ティンドル監督は「塚越会長をはじめ、携わってくださったすべての皆さん、そしてファンの皆さんに感謝します。ウルトラマン作品と共に生まれ育った方も多いと思いますが、すべてのフレーム、すべてのカットに皆さんへの敬意を込めています。是非皆さんに届いてほしいと思います。」と、作品掛ける思いを語り締めくくりました。